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永年勤続10年表彰 篠原 時子

「入職10年を迎えて」  篠原 時子

多くの皆様に支えられて、無事に10年を迎えることができました。ありがとうございました。
50代で初めて福祉の世界に入り、10年間、利用者の皆さんと接してきました。意思に気付き汲み取ることの難しさ、その意思を具現化するにはどうすればよいかなど、毎日が学びの連続でした。
利用者の皆さんとの日々の関わりは、1日たりと同じ瞬間はなく、「一期一会」の思いで誠実に関わってきました。意思が汲み取れて、満足してもらえる支援ができた時の喜びは格別です。
「明日来る?」「ありがとう」「怪我するな、気をつけて帰れよ」などの言葉をかけられると、明日も頑張ろうと元気が湧いてきます。なかでも、今年(入職10年目)、やっと名前で呼んでもらえるようになった時は感激しました。継続して関わっていると、いつかきっと通じるものですね。また、職員からの言葉かけは理解できても、自分の気持ちを言葉にできないときに、笑顔とジェスチャーで返されると、温かくて優しい気持ちになります。
一つの輪になり音楽で心がひとつに繋がる事を、ミュージック・ケアで実感しました。利用者の皆さんの意思表示は、ひとり一人異なります。これからも「一期一会」の思いで接し、その人らしい良い面や生きがいを見出せるように支援していきます。そして幸せな人生を共に歩んでいきたいと思います。